2009年03月09日

その1 岡持事始

 2008年。秋の深まったある日、僕は職場で使う卓上棚を探していた。PCを使う仕事だけど事務机ではなく、ただの平べったい机で仕事をしているので、棚があればと以前から思っていたのだ。職場での席替えを機に、僕は棚探しを始めたのだった。

 近場のホームセンターなどを探したが、ちょうど良いサイズや値段のものは見つからなかった。仕方ないので、棚でなくても、サイズ的に棚であれば良いと思った。そこで思い浮かんだのが、岡持ち(出前箱)である。

 しかしいくらなんでも、職場の机に岡持ちを置くわけにはいかない。僕は面白い事をやるのが好きだが、公の場ではいたって真面目な人間で通っているのだ(多分ね!)。だから即座に、そのおかしな野望は頭から消えた。でも、そのときに沸いた岡持ちへの興味は、なくなりはしなかったのだ。

 よくよく考えてみると、岡持ちは出前だけに使うにはもったいない。蓋を外して机に置けば棚にもなるし、外ではトランクにもなる(よね?)。丈夫そうだし、見た目もシンプルだ。しかし、様々な用途に岡持ちを使っているという例を、僕はこれまで見たことがない。

 そもそも、飲食店をやってない一個人でも、岡持ちは気軽に買えるのだろうか。ネットで調べてみると、業務用調理用品の店で通信販売していることがわかった。価格やサイズはまちまちだった。
 いくつかの店の中で、一番小さいサイズ(縦型3個入=丼3個の大きさ)を7000円程で販売しているところがあった。僕は迷った。買うべきか。買ってまだ誰もやってないような楽しい試みをするべきか。

 僕はそのまま1-2週間ほど迷ったが、結局買うことにした(通販はいつも大抵それくらいは悩むが)。低収入の自分には7000円の出費はかなり大きいが、まぁ最悪、家で棚として使えるから良しとした。(こちらのショップで買いました。)

 そして、注文から数日でそれは届いた。

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 ダンボールと紙包みを開けると、あのアルミ製の箱が現れる。

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 これが自分のものだと思うと、変な感じがした。よく考えれば、岡持ちに直接触るのも初めてだ。僕も今日から、岡持ちオーナーだ。
 部屋に置かれたときの存在感も大きい。しばらくはそのまま置いておいた。そして年が明け、購入から三ヶ月以上が過ぎた。

 この期間、岡持ちの利用法・改造にいろいろと知恵をめぐらせてきた。いくつかの企画の準備が進んでいる(そのためにまた、少しお金もかかった!)。
 そしていよいよ本日から、この「岡持ちブログ」を始めることにした。まだ準備不足・行動力不足の面もあり、満を持してとは言えないが、とにかく今年は「岡持ちが進化する年」にしたいと思う。

* * * * * * *

 ということで、このくだらないブログ、いつまで続くかわからないけれど、月1回くらいは更新していくので、どうかよろしく。岡持ちだけでなく、その他の小ネタや音楽の話もたまに書く予定です(そういう内容はこれまで「しかすけ日々の記録」のほうに書いていましたが、日記・お出かけ系以外はこちらに移します)。

 それでは、次回は購入した岡持ちの仕様を詳しく書いていきます。お楽しみに。
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posted by しかすけ at 19:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 岡持ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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